カヴァレリアシンフォニウム
読了した瞬間に忘れ始める脳に刻むための読書メモ あるいは多種多様に渡るメモのための
乙一のデビュー作でこれを書いたとき乙一は16歳くらい?だったらしく
何がすごいって描写の視点が殺された「私」の視点から書かれてるってとこで
方々からすごいすごいって言われていていまさら何がどうすごいか考えるのも無駄な気がするけど
読んでみてやっぱりすごかった。 あ とても頭悪いこといってるぞ自分。
解説がかの小野不由美!で。
この人こんなところで仕事してたのね つか 仕事してるのね
ホラー・ミステリーに見られる知的ゲーム感。はやみつきなのでした。
ゴールデンウィーク中何をやっていたかというと、友達とご飯食べたり映画観たりで、
部屋の片づけを終わらせるはずが中途半端なまま飽きて、今日なんかお昼ご飯食べた後あまりの気持ちよさに日光をがんがん浴びながら昼寝をすると、目が覚めたときにはもう5時半という始末でなんだか何もやっていない。
後は風呂にも入らず顔も洗わずでずっと本ばかり読んでいて頭痛くなった。頭痛い気持ち悪い。
不健康きわまれり。
土曜にからインドに行くというのに準備も何もしていないです。
会社行ってたら土曜日なんてあっという間じゃん!!どうしよう!!
インドラドラドラ
そんなこんなで読書日記。
乙一はその本の内容からダーク要素の濃い黒乙一と、青春っぽい(?)白乙一に分類されるそうですが、
黒乙一を好んで読んでいます。
と いうか ホラー・ミステリーが面白いのよね。この人。そうすると黒乙一に分類されるわけで。
他の系統の話も面白いのだけれど、
結局この人は物語の約束事よくわかっていて、それをいい意味で利用して時には正面突破で時には裏を掻いて話を作っている、ような気がする。
特にミステリは、叙述トリックがうまい。
GOTHはなんだっけ、確か「毎回妖怪とか化け物的な異常者(人間)に狙われるヒロインを、ヒーローが密かに救出する」的なコンセプトを元に作られた話だそうで、しかしながらそのヒーロー自身化け物というかもう超越者なところが面白かったです。
あとはやはり、文章のトリックに翻弄される。
どうして中々、化け物じみた雰囲気とよくできたトリックの技巧にうーん。すごい。
芥川賞を取ってシンデレラデビューした歌手で文筆家の川上未映子。
この人の文章大好きです。
日本語が比喩が美しくって
やっぱ そうだ 文学賞を取るには日本語が美しくなければならないと。
受賞作となった「乳と卵」も良かったけれど
この人の文章の良さが一番出ているのはブログを修正加筆したらしいこの本だと思う。
日本語が日本語だけで美しいというか。
どうして色とか描写とかこんなフワフワ自由自在にできるんだろう。
文章だけでなくて、この人の思考というか、脳内回路がすごく心地よい。
哲学とか、本とかちゃんと読んで、ちゃんと考えて周囲を観察考察しながら
生活しているからこんな色々を生み出すことができるんだろうなぁと思う。
飽きっぽい自分が読み返したいなんて思って読み返しちゃってるよ。珍しく。
最近雑誌の表紙でよく見かける川上未映子だけどあの黒髪の、おかっぱみたいな髪型が、イイ。
永遠のボブ派になろうと決心した自分は次はこの髪型を目指そうと髪を少し伸ばすことにしたのだけれど
天パの自分に果たしてこの髪型を完成させることができるだろうか。
あーいいな~ おかっぱ★
しかしブログの方をみると文字が横に並んでいて読みにくいなぁ。
本読み読みで非人間的な生活のしすぎか、やっぱり文章は縦に並んでいたほうが正しい気がする。
携帯小説の書籍化したのとかさ、文字が横並びで気持ち悪いよね。
や 本当は気持ち悪いって程でもないし携帯画面でみれば横に並んでいるんだから本になっても横に
並んでいるのは当然なんだけど、そう 、美しくないのですよ。
文章だって、美術ですよ。ないんですかねー、縦並びのブログ。
未映子の純粋非性批判 → http://www.mieko.jp/blog/
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが・・・・。
絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることがあるのか?感動の長編ミステリ。 <裏表紙より>
会社の先輩が本好きなんでしょ?と貸してくれました。全然知らない作者だったので面白かったですか?と聞くと、うーん、感動というミステリ、でも本屋に売れてるって書いてあったよ。とのこと。実際、新聞で紹介されたりしているらしく本屋でもポップつきで平積みにされていた。
しかし読んでみると感動?救い?や ないない。
なんで25万部も売れるかねー。この本。
会社のオジサマ(オジイサマ?)に借りた本。
何故に落語されど落語。
昨今は落語ブームらしいけれども若い人でも聞く人が増えているのだろうか。
ブームは知らないけどなんとなく知りたい知り始めると深みにはまりそうな落語。
噺家って言い方がいいですわよね。
話しのプロって人を笑わせるプロって間を読む才能。ものすごい技術のような。
しかもクラシック音楽みたいに、古典として話が昔からあって、それを繰り返し色々な人たちが演じるマニアックさが素敵。芸を極めるってすごい。
立川談幸はかの有名な立川談志の唯一内弟子になった人らしい。
落語の本というよりも、なんだか師弟関係とはどんなものか、を書いた本のように見えた。
私みたいに文系美術自由奔放上下関係なにそれ食べれるの的な集団に属してきた人たちにとってはきっと意味不明な世界だと思う。
そんなのがねー 上下関係にうるさい旧い会社に入ると苦労しますよねこれが。
まぁ会社に入れば上下関係とかある程度の気遣いとか必要らしいんだけどさっっ

落語の世界における師弟関係も気遣い、絶対服従となんかもー召使みたいで。
でもまぁこれが社会の一面なんだよなぁと思った。
むん
好きな作家は筒井康隆、川上未映子、三島由紀夫、夏目漱石。
雑貨とスウィーツを愛す。
No Music No Life.
資産運用に興味津々。
いかに労働時間を減らすかが当面の課題。
-外国為替-