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カヴァレリアシンフォニウム

読了した瞬間に忘れ始める脳に刻むための読書メモ あるいは多種多様に渡るメモのための

2025'06.30.Mon
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2008'03.30.Sun

感想まとめとこうと思って書いてた記事が途中で二回も消えたのでさすがに腹が立った。
なんやっちゅーねん。

映画「死神の精度」

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公式サイト→http://www.shinigaminoseido.jp/

話も原作の三篇をうまく利用して感動的に作られていてよかったんだけど
とにかく やくざでも死神でも好青年風でも金城武
かぁぁああああっこいい~~~~~~
ファンじゃなかったのに金城武祭り状態 (;・∀・)
きゃぁぁあああああ 

評論によってはズタボロに言われてるけど金城武はかっこいいし
じわんとくるから観て損は無いと思うよ♪
というわけでかなりの女性向けだとは思う。

祭りの勢いで買ってしまった★


伊坂幸太郎がこの作品で成した一番大きいことは、鎌を持ってフードを被った髑髏のアレではなく、サラリーマンのように派遣されて対象の人間の死を「実行」(原作では「可」)か「見送り」するかジャッジする調査部員の「死神」というキャラクターを作り上げたことじゃなかろうか。
短編の中の「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」はなんだか切ない話だった。

一番にやりと読めたのは「吹雪に死神」
吹雪で外部から切断された洋館で次々と殺人が起こりそのなかに対象者もいて死神も殺人事件に居合わせる、という話で、そりゃ殺人事件なんだから死神もわんさかいるわな。伊坂幸太郎の死神の設定がうまい具合にミステリーのパロディを作っていて面白かった。

週刊新潮のインタビューで、伊坂幸太郎が「人間は死を棚上げしているように思う。だからもっと考えてもらえるようにしたかった」的なこと(ウロ覚え)を言っていて、この作品で死は身近で当たり前で特に意味の無いものとして書かれている。死神の千葉も「人間の死には興味ない」って繰り返し言ってるしね。

確かに、生きていることに意味が欲しいというのが人間の心情だろうけれども、結局意味なんてあるわけじゃなく根本は起きて食べて排泄して寝ての繰り返しで、いいことも悪いことも、何か成すこともできるかもしれないけど今突然終わってしまったとしてもそれはそれでそんなもんな気がする。
意味づけをしたがるのが人間だけど現実はもっと、物理的なもののような・・・

なんてことをぼんやりやりやり
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いかに労働時間を減らすかが当面の課題。
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